催眠術がかかる仕組み、メカニズムとは

催眠術っていったいどういう風にしてかけたり、かかったりするのでしょうか?
今回はこんな疑問についてお答えしたいと思います。

Contents

あなたも毎日催眠にかかっています。

自然な催眠状態(トランス状態)とは、寒い冬に駅のホームから暖かい社内へ座った際に電車が動き出すと心地いい揺れと暖かさで頭がボーっとしてきている状態です。

意識はありますが、まわりの音がちょっと遠くで聞こえるような感覚がしたり、意識がもうろうとなって寝てしまいそうな状態です。

hypnosis sleep cat

このような眠っているような起きているような独特な状態を催眠状態(トランス状態)といいます。

これは上記のような電車の中だけはなく、ゲームやテレビ、映画や本などに時間も忘れて没頭してしまっている状態や
学校などで自分の興味のない授業を聞いているといつの間にか眠たくなってしまったり、会社でつまらない会議に出席している際についついウトウトとやってしまっている状態も立派な催眠状態(トランス状態)です。

hypnosis game

他にもダンスを踊るクラブなどで一心不乱に音に合わせて踊っていると、独特な感覚を感じたり、スポーツにおいては相手がスローに見えたり、いつも以上のパフォーマンスが発揮できるとされる極限の集中状態「ゾーン」と呼ばれる状態に入っているのも催眠状態(トランス状態)です。

hypnosis club

意図的に催眠状態を作り出す

催眠状態(トランス状態)には
自然の催眠状態(トランス状態)と人工の催眠状態(トランス状態)の2種類があり、先ほどのような日常でふと入ってしまう催眠状態を自然の催眠状態(トランス状態)、催眠術師がテクニックを使って導くのが人工催眠状態(トランス状態)となります。

催眠術師というのはあの手この手で意図的に被験者を催眠状態(トランス状態)に入れてそこで、様々な暗示を使って普段では起こりえない状態を作り出しています。

そこでなぜ催眠状態(トランス状態)であれば様々な暗示を使って、不思議なことを多々起こせるのでしょうか?

人間の意識

まず、意識について説明です。
2つの意識「潜在意識と顕在意識」http://thinking-free.com/various_thinking/v6.html
にもあります通り、意識には2種類あります。

普段、我々が意識できる意識があなたの言動や考えに働く割合はほんの10%前後と言われています。
一方、潜在意識はあなたの言動や考えなどに90%近くもの影響を与えていると言われています。

1日を過ごしていると、特に意識せずに行えることがたくさんありますがそれは全て潜在意識が行っているのでです。

例えば、家の玄関を出る際にどっち足から出ようか?とか歩くにしても左足を前に出して、右足で後ろの地面をけって・・・
といちいち、意識せずとも歩けるのはまさに無意識、潜在意識のおかげです。

圧倒的に無意識(潜在意識)の方が強いわけですね。

今日からダイエットを始めようと意識するも、無意識(潜在意識)の方が「食べたい、食べたい」と思っていると
結果、10対90では無意識(潜在意識)が勝ってしまうのはとてもわかりやすいお話だと思います。

なので、少々意識したところで人間かわれないのもの納得かと思います。

そんな中、実は催眠状態(トランス状態)に入ると意識が弱まっていき無意識(潜在意識)が浮上してきます。
催眠術では人工的にそういった催眠状態(トランス状態)を作り出し、浮上した無意識(潜在意識)に暗示を入れることにより様々な現象を起こしています。

なので、通常では起こりえないような
「椅子から立てなくなる!」
といったことや
「飲み物の味が変わる」など、日常ではありえないようなことが起こります。

hypnosisi girl

先ほどの影響力の違いを思い出していただきたいのですが意識が10%、無意識(潜在意識)が90%と考えると、催眠術師が目の前のお茶をこの飲み物はオレンジジュースの味がするよ!と無意識(潜在意識)に暗示を入れると無意識(潜在意識)はそう感じるように脳をコントロールします。

すると、意識の上ではお茶とわかっていてもより大きな影響力を持つ無意識(潜在意識)がオレンジジュースと感じるようになっているので
実際に飲んだ際に感じる味はオレンジジュースの味がするということになります。

このような仕組みで、椅子から立てなくなると言われると意識では立とうとしても無意識(潜在意識)がそれを許さないので決して立てないという現象もおこります。

結局のところ、すべての感情や感覚は脳が支配をしていますが催眠術を使うと、無意識(潜在意識)を通して脳をコントロールすることができます。
なので、こういった皮膚や味覚の感覚だけでなく、感情や好き嫌いなども催眠術であればいとも簡単に操ることができるのです。

よりかかりやすくなるために

催眠術をかける方だけでなく、受ける方もこういった仕組みを理解することでより被暗示性(催眠術のかかりやすさ)は増していきますのでしっかりと理解されるのをオススメします。

被暗示性が高まり、催眠状態が深くなれば深くなるほど様々なことを実現することができます。

ぜひ、最も深いと言われている深トランス(催眠状態)へ入れるようになり、今までご自身ではどうすることもできなかった願望実現や問題を克服していきましょう。

人生において願望が実現し、問題がどんどんなくなっていく感覚は本当に素晴らしいものがあります。

自分自身の人生においても本当に生きていてよかったと思えたのは催眠術によってまるでウソのようにあきらめていた夢が叶ったり長年の悩みが解決した時でした。

感情というのはどうしようもないものでコントロールできないと思っていた自分にとって催眠術ではたった、3秒数えるだけで数十億円の宝くじにでも当たった程のうれしさを感じたり、はたまた死にたいぐらい苦しい気持ちで胸がいっぱいになったりというのはとても衝撃的でした。

それからというもの、あらゆるものは自分自身でコントロールすることができると知って以来、生きる希望が大きくなり毎日明日が楽しみで待ち遠しいという感覚にとらわれています。

人間生きていると何かしら必ず問題があると思います。
例え一つであっても、無理だと思っていた願いが叶った時、あなたもあなた自身の人生において大きな可能性を感じることができることでしょう。

hypnosis beach

1人でも多くの方に、催眠術を通して希望にあふれた人生があることに気づいていただければと思います。

⇒催眠術・催眠療法について