先日お越しになった40代後半のMさん
脳梗塞になってからというもの
- 膝の動きや手足の動き
- 特に舌の動きなどがよくなく
- 話しずらい
という内容の改善についてご相談にてやったこられました。
実際にお会いしてみると
確かに言葉の最後の方が抜けていくような感じで聞き取りにくい状況で、パソコンが好きで以前はプログラミングなどを行っていたようです。
しかし、今は左手の動きがあまりよくなくキーボードをタイプするのも苦労するというような状況でした。
脳梗塞の後遺症の改善というのは今回初めてでしたが、元々活発に活動していたというMさん
前はおしゃべりも大好きだったと言いますが、今では話すのもどこか自信なさげ。
とてもおつらそうな表情でなんとかしたいという思いでいっぱいになりました。
私、実は予約時のやり取りからクライアントの方がかかりやすい方かどうかということから、どういった性格や心情なのかをなんとなくですが、見える方でして、この方クセがあるタイプで、内容によってかかるかからないがタイミングなどによって変わってくるだろうなという予想がついておりました。
いざ、当日を迎えた今日、お顔を拝見してやりとりをさせいただくとやはりちょっとクセのあるタイプの方で、施術をスタートして催眠状態が深くなっていってもちょっとした言葉遣いや内容によって、ふっと催眠状態からさめてしまうようなこともありました。
ちなみにまたまた私、ちょっと特殊な能力があり施術中は自分の催眠状態と相手の催眠状態をシンクロさせることができクライアントの方が今どのぐらいの催眠状態に入っているかわかるんです。
あまりこういう能力を持っている人はお聞きしたことがありませんが、それもあってクライアントに合わせてどういうアプローチが最も深い催眠状態へ導くのか?がわかったりしています。
一般的に催眠状態が深ければ深いほど幻覚が見えたりなどの難易度が高いものでもかかり、手が固まるなどの簡単な暗示もより強くかかる傾向にあります。
今回は特に、「絶対、脳梗塞になる前の状態を取り戻してもらいたい!」という思いであったため、途中パッと催眠から覚めてしまうタイミングもありましたが、この力をフルに使って無事、深トランス(深い催眠状態)よりもちょっと浅いかなというぐらいにまでは導くことができました。
そして、いよいよここからが脳梗塞の後遺症を改善させる暗示を入れていくのですが、ここで失敗しては今までの時間が無駄になってしまうと久しぶりに強いプレッシャーを感じました。
現在までも成功率は100%を維持していますが、何分理論的には改善が見込めるとはいえ初めての大きな病気の後遺症改善。
正直「腕がなるぜ!」というような強気な気持ちにはなれませんでした。
この体験がMさんの今後の人生を大きく左右するであろうと思うとなおさらです。
これでうまくいけば、Mさんにはまだまだ後遺症が治る可能性が大きく開け、これからの人生はもっと希望を持って生きていけることととなると思いますが、失敗してしまえばどうなってしまうのか・・・
正直、自分がそんなことになってしまったら、Mさんよりも落ち込んでしまうだろうな。という思いもありました。
しかし、次の予約もあったため限られた時間内で結果を出さないといけない。
これ以上考える時間もないため、今考えうる脳梗塞の後遺症を改善するベストな方法を実施しました。
念には念にと、しっかりと催眠状態が深まっているかを確認していざ・・・
催眠状態に入っている間は時間の感覚がとても長くなるとかけているため
Mさんはとても長い時間を過ごされた感覚があったようですが、実際には10~15分ぐらいだったでしょうか。
たまに自分自身にも催眠術の暗示を受け取ってしまうことがありますが、今回はMさんと同じく私自身も時間の感覚が長く感じられ
30分ぐらいは経っているのかとすら感じました。
脳梗塞による後遺症の改善を施し終えて、眼を開けてこれから効果のほどを検証します。
私「試しに何かお話してください。」
Mさん「・・・・・」
内心効果がなかったかと思いましたが
Mさん「なにしゃべっていいかわからない」と。
その一言は今まで聞いた中で最も滑舌が良く、私も聞き返すことなくはっきりと聞き取ることができました。
そのことをMさんに伝えると、
Mさん「ホントですか!?うれしいです。」と一言。
これももちろん、聞き返すことなく聞き取れ、その他
- 「アメンボ赤いなあいうえお」と発音してもらったり
- お家からここまでどうやってきたか?
などなどいくつかの言葉を発していただきましたが、始終聞き返すことなく聞き取ることができました。
また、手足の動きに関しても歩きやすくなったようで姿勢もいくぶんかまっすぐになったように思えました。
効果があって本当に良かったと思いつつ、ほっとしました。
現在、リハビリは中断してしまったというMさんでしたがまた明日からリハビリを再開するとともに次回、最短でお受けできる5月の予約をされてご帰宅されました。
逸る気持ちの中、予約殺到のためお待たせしてしまいますが
リハビリを再開し、あたたくなる5月にはより症状が緩和された状態でお会いできるのを楽しみにしています。
耳が聞こえにくかったり、脳麻痺で手足の動きがわるくなってしまったり・・・
世の中にはまだまだ病院の治療だけでは治しきれない症状がたくさんあるように思います。
無意識や脳をコントロールできる催眠術でなら、その症状の緩和も大きく期待できます。
その症状、悩むよりも一度ご相談されてみませんか?
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